病院長の挨拶

病院長の挨拶

病院長の挨拶

院長  今年で創立83年目となる当院は、今春、2棟目の新棟が完成し、数年来の建替事業もほぼ完了し、地下1階、地上8~9階建ての病棟が2棟、東西に並ぶ外観に変わり、私も4月から院長の職に就任いたしました。
 私が初めて当院を訪れたのは、今から40年前の1978年の夏のことです。大学5年生で、クラブの先輩から内科の研修システムがしっかりしている病院だと薦められて夏休みに見学に訪れたのです。
 数日の見学で、この病院がすっかり気に入り、2年後に研修医として就職しました。以来38年、途中3年間ほど、母校に戻って研究生活を送りましたが、それ以外は当院の歩みを見てきたわけです。
 今では、おそらく私が最も長く当院に携わってきた現役の職員だと思います。それでは私から、改めて、当院のことを皆様にご紹介させていただきましょう。
 当院は、瀬戸市と尾張旭市、長久手市が構成する一部事務組合が設立母体ですので「公立」陶生病院という名前の公的医療機関となります。
 立地は、名鉄瀬戸線と愛知環状鉄道が交差する近傍で、瀬戸線の瀬戸市役所前駅には隣接しています。名古屋の中心部からは電車でも車でも、40分程度の位置にあるため、瀬戸市、尾張旭市、長久手市からの方々だけでなく、名古屋市の東部や春日井市の方々にもご利用いただいています。
 病院の規模は、ベッド数は701床(5月からは633床)で、29の診療科に180名を超す医師が活躍している愛知県下でも指折りの規模の総合病院です。
 毎日、1,600名に近い外来患者さんが来院され、年間7,000台前後の救急車を受け入れています。救急医療にも積極的に取組み、瀬戸市の救急隊が常時院内に待機し、重症患者の救急要請があれば、医師が救急現場に派遣するドクターカーも保持しています。
 また、名古屋の東部では唯一のがん拠点病院であるとともに、腹部外科領域でのロボット手術も積極的に取入れている病院でもあります。
 その他、赤ちゃんの誕生にかかわる周産期医療にも注力し、完成した新棟には周産期医療センターが入り、赤ちゃん向け集中治療部(NICU)も従来以上に拡張整備されています。
 診療機能とともに、行政や地域の医師会と協力し、基幹病院として地域医療の要になることも当院にとって大事な役割分担となります。かつてない高齢化を迎え、これまで以上に、連携を密にして地域社会に貢献するミッションを果たさなければならないと考えています。
 さらに、我々でないとできない仕事として、医師や看護師、薬剤師、放射線技師など、医療に携わる人材を育てあげる養成機関としての任務もあります。
 医師に関してのお話をしますと、当院の指導的立場の医師の多くは、名古屋大学や名古屋市立大学の医局から派遣されています。優秀な彼らの指導を受けようと毎年16名の臨床研修医が腕を磨くために集まってきてくれています。
 愛知県にある4つの大学医学部の卒業生はおおよそ400名ですから、そのうちの4%、25人に1人は、当院から育っている計算になり、県下の多くの病院で、当院出身の医師が活躍しているのです。
 新棟が完成し、病院という医療を提供する器は変わりました。ここに働く職員は、顔ぶれこそ変わりませんが、新しくなった病院での勤務に内心わくわくしています。今まで以上に心地よい医療が提供できると信じておりますので、今後ともよろしくお願いします。

院長 味岡 正純

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