ダ・ヴィンチ

ダ・ヴィンチサージカルシステムのご案内

胃がんに対するロボット支援下手術
外科
ロボット支援腹腔鏡下前立腺摘除術
泌尿器科
davinci

胃がんに対するロボット支援下手術が保険適用(外科)

 2018年度の診療報酬改定で、胃がんなど新たに12件のロボット支援下手術が2018年4月から保険適用となることに決まりました。特に胃がんに対するロボット支援下手術は、既に先進医療として多施設共同試験が行われ、その結果から十分な科学的根拠を有すると評価されました。胃がん手術の新時代の到来が予想されます。当院では、2016年4月から準備を開始し、既に良好な実績をあげております。また、日本内視鏡外科学会の技術認定を胃部門で取得した医師が常勤しており、安心・確実な手術を心掛けています。


【ロボット支援下手術とは?】
 ロボット支援下手術は、従来の腹腔鏡下手術の利点をさらに向上させうる新時代の手術です。手術の傷は、腹腔鏡下手術とほぼ同様に小さく低侵襲です。執刀医はサージョンコンソールという操縦席に座り、3Dモニターを覗きながら手足を動かして操作し、精密な手術を行います。


【ダ・ヴィンチ(da Vinci Surgical System)について】
 ダ・ヴィンチは、アメリカで開発された世界で最も広く普及している最新鋭の手術支援ロボットです。当院では平成24年年11月に中部地区の公立病院として初めて導入しました。


【ダ・ヴィンチの主な機能】

3D機能
 三次元(3D)ハイビジョンモニターによる立体的な映像で、さらにズーム機能により体内の奥深くの臓器の細部に至るまで拡大されるため、手術の精度が格段に上がります。
多関節機能
 人間の手首以上の関節可動域を有しています。
手振れ防止機能
 コントローラーには、人間の手先の震えが伝わらないように手ぶれを自動補正する機能があり、細い血管や神経の剥離などの正確な動きを実現します。
スケーリング機能
術者が動かす手の幅を縮小してロボットのアームに伝える仕組みで、対比を3:1や5:1に設定できます。たとえば5:1に設定すれば、術者が手を5cm動かしてもロボットアームは1cmしか動かないため、より精緻な操作が可能です。

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    多関節機能

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    手振れ防止機能

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    スケーリング機能


【ロボット支援下手術のメリット】

ダ・ヴィンチ①低侵襲
 ダ・ヴィンチによる手術は、従来の腹腔鏡下手術と同様に患者さんの体に小さな穴を開けて行う、傷口が小さい手術です。開腹手術に比べて傷口が小さいため、術後の疼痛が軽減でき、手術後の回復が早く入院期間が短い傾向にあります。
②精密な手術
 ダ・ヴィンチの各機能の特性のおかげで、従来の腹腔鏡下手術より精密な手術が可能となり、「出血量が少ない」ことや、「術後合併症の減少」などが報告されており、そうした実績から保険が適用されることになりました。
③豊富な腹腔鏡下手術実績
 ダ・ヴィンチによる手術は、従来の腹腔鏡下手術にロボットの高機能を組み合わせて発展させた術式です。ロボットには触覚がないというデメリットもあるため、より高度な技術を持った外科医(内視鏡外科技術認定医など)が操作することが推奨されております。当院では腹腔鏡下手術に熟練し、さらに専門のトレーニングを積んだ医師が対応致します。

※この『夢』という文字は、ダ・ヴィンチのロボットアームに筆ペンを固定して当院の医師が書いたものです。ロボットの動きの滑らかさや正確さがお分かり頂けると思います。

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ロボット支援腹腔鏡下前立腺摘除術について(泌尿器科)

 当科では愛知県内でも比較的早期から積極的に前立腺癌検診を行ってきました。国が定めるところのがん拠点病院として前立腺癌に対しては、ここ十数年間で1,300名以上の診断治療を行ってきています。さらに先進的な医療へと積極的に取り組み「腹腔鏡下小切開手術」導入し、続いて平成24年11月に中部地区の公立病院では初めて最新医療機器である「da Vinci(ダ・ヴィンチ)サージカルシステム」を導入しました。

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    ペイシェントカート

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    サージェンコンソール

 米国における「da Vinciサージカルシステム」の導入はすでに1,000台を超えており、年間10万件の前立腺手術のうち85-90%が、da Vinciを使ったロボット支援腹腔鏡下前立腺摘除術(ロボット支援手術)で行われています。一方日本においては、平成25年2月現在で100台余りが稼動しており急速に拡大をしています。
 da Vinciサージカルシステム導入によって、地域の患者さまが身近な当院で、安心して先進的な医療を享受できることが可能となり、その意義は非常に大きいものと考えております。ロボット支援手術は、腹腔鏡手術を遠隔操作で行う手術支援装置です。泌尿器科領域では前立腺全摘術がもっとも多く、その他、消化器、呼吸器、循環器、婦人科など多くの疾患で応用されていく予定です。
 ロボット支援手術は、開腹手術と腹腔鏡手術の両方の利点があります。医師は座位で長時間安定した姿勢を保ちつつ10倍の拡大視野を確保し、3次元モニタを見ながら人間の手首以上の可動域を獲得し、より精度の高い手術操作を行うことが可能です。出血も少なく、傷も小さくて少なく、術後の痛みも少ないため体力の回復も開腹手術より早いです。ロボット支援手術は腹腔鏡手術の弱点である縫合操作が確実にでき、まさに低侵襲治療の主役と呼ぶに相応しい新時代の治療です。

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    前立腺手術のポート位置

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    前立腺周囲の解剖

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    自然な鉗子の動き

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    微細な動きとマスターコントロール

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    当院のRALPロボットチーム2013

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