研修医

指導医のメッセージ

指導医 外科の松下と申します。私は陶生病院で初期研修を行いましたので、自分のキャリアが研修先選びに悩んでおられる方々にとって少しでも参考になることがあればと思い筆を執ります。研修医時代から約8年間、医師としてのスタンスを形成する大事な期間を当院で過ごしました。
 教育体制に関してよく「屋根瓦方式」と言いますが、瀬戸の「屋根瓦」は非常に高性能でありながら温かみがあります。やはり「せともの」の伝統の為せる業でしょうか。学年が一つ上がる毎に、自分自身もより高度に下の学年を指導する立場となっていき、下を大事に育てていくのが当たり前という文化が根付いています。私は陶生病院を巣立った後、いくつかの一般病院と大学病院を経験し2015年の春に戻って参りましたが、外の世界を眺めて改めてこの頑丈な『屋根瓦』を体感し、自分が『陶生育ち』であることを誇りに思っています。
 当院は内科系志望者には勿論のこと、外科系志望者にこそ強くおススメしたいと思います。何故なら術後管理は緻密な全身管理が当然必要ですし、内科疾患を多数抱える手術患者さんは沢山いますので、初期研修のうちに内科的な知識をしっかりと身につけておいた方がいいことは言うまでもありません。また当科の手術内容は、開腹手術から低侵襲手術まで多岐にわたり十分な臨床経験を積むことができます。
ダヴィンチ  特に腹腔鏡の手術件数は増加の一途を辿っており、私自身も当院に赴任してから内視鏡外科学会の技術認定医を「胃」部門で取得いたしました。実は、一般病院でこの分野の技術認定を取得するのは極めて困難です。術者の技量のみならず、助手の術野展開やカメラワークも非常に高度なレベルが要求されているため、結果として当院の腹腔鏡手術の総合力が評価されて一例かと思います。外科学会専門医などの資格取得に向けて外科スタッフ全体での協力体制が整っています。
 より高度な先進医療にも積極的に取り組み、全国的に一般病院ではまだ希な胃がんに対するロボット手術も既に導入し、日々技術の向上に研鑽しております。高い志を持った諸君の医師人生の始まりのお手伝いが出来るよう外科一同お待ちしております。
 最後に、外科若手スタッフの約半数が、初期研修当初は内科系志望者であり、ローテート中に外科の魅力に取り憑かれた人材であることを付け加えておきます。

指導医 循環器内科の神原と申します。現在、循環器内科で研修医指導に当たっております。私自身は、研修医として陶生病院でお世話になったという経験がありますので、そのことを含めて、研修先選びに悩んでおられる方々の参考になるようなお話が出来ればうれしいです。
 私が受けた平成15年度の医師臨床研修マッチングが始まってから14年の歳月が経ちますが、陶生病院は、その30年前より臨床研修に取り組んでいます。今では、全国的に当たり前のように行われている、各診療科を万遍なくローテートするスーパーローテート方式を採用し、研修に求められるプライマリ・ケアに必要な基本的診療能力を習得することができるように取り組んできました。こうした歴史から、指導医だけでなく看護師や技師・ME・医療補助スタッフをふくめ、病院全体で、研修医を育てていこうという雰囲気が当院では醸成されています。また、ICLSやBLS、J-PTECといった、ある程度の規模の病院でならよく行われている院内研修会に加え、基本診療能力のステップアップに役立つランチョンセミナーと言った当院独自の院内研修会を定期的に開催して、研修の精度を高める工夫をしています。
 このような充実したカリキュラムに加えて、『屋根瓦方式』という言葉に代表される教育体制を、当院では採用しています。陶生病院での研修期間が長くなる毎に、次に続く後輩を自分が育てると言う自覚とそれに見合うだけの実力・自信をつけていけるような教育体制が形成されています。このような、システムだけでなく、時に暑苦しい、人間味あふれる血の通った研修体制の結果、多くの研修医がその後の後期研修、さらに専門医に向けた研鑽の場として当院を選んでいるという事実につながっているのだと思います。私自身も、初期研修から後期研修・専門医研修と6年間陶生病院でお世話になりました。その後の、一般病院での勤務や大学病院での経験から、そのすばらしさをより実感している今日この頃です。
 最後に、期待と不安に胸を一杯にしながら研修先のホームページをご覧になっておられる学生の皆さんへ、かつて同じ気持ちでいた私から一言。社会人一年生として、医師としてのキャリアの第一歩として、陶生病院には、その期待に応えられるような、不安を取り除けるような研修体制があります。そして、気づくとあなたもその一員となっていると思います。まずは、見学に、そして、一緒に働きましょう。

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