当院は、平成19年1月から、厚生労働大臣から「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けています。「地域がん診療連携拠点病院」とは、専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の整備、患者・住民への相談支援や情報提供などの役割を担う病院で、その責務の一つとして院内がん登録の実施があります。
 院内がん登録とは、がん登録等の推進に関する法律(平成25年法律第111号)(以下「がん登録法」と言う。)及び院内がん登録実施に係る指針(厚生労働省告示第470号)に基づき、当院を受診されたすべてのがん患者さんの診断、治療、予後情報(生存状況)に関する情報を登録するものです。それにより収集された情報は、「がん診療の向上」、「がん患者への支援」、「がん医療対策」、「がん研究や予防の推進」に役立てられます。

 また、当院では、国立がん研究センター(以下「国がん」と言う。)による「院内がん登録予後調査支援事業」に参加しています。本事業は、がん登録法が2016年以降に診断された方を対象としているため、当院で2015年までに院内がん登録を行った方について、診断から10年後の予後情報(生存状況)が確認できなかった場合に、国がんへ個人識別情報の提供を行い、当院に代わって国がんが各市町村に対して住民票の照会による予後情報の調査を行うものです。
 本事業における、国がんへの情報提供に同意いただけない場合は、その方の情報を提供しないこととしますので、お申し出ください。その場合、診療に関しての不利益が生ずることは一切ございません。なお、お申し出のない場合は、同意いただいたものとして取り扱わせていただきますので、ご承知ください。

 院内がん登録に関連して得られた情報は、個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)に則り適切に管理保管いたします。

 お問い合わせ窓口:医事課医事企画係(診療情報管理室)
          内線 4406、4407